2025/07/23
苦手克服(駐車・右左折・狭い道)
【ペーパードライバー】ナビが見れない不安に寄り添う“見るタイミング”の習慣とは?──インストラクター監修・再開のコツを解説


カーナビやスマートフォンを操作しながらの「ながら運転」は、交通事故の大きな要因として社会的に問題視されています。
道路交通法 第71条(運転者の遵守事項)第5の5では、
「カーナビや携帯電話などの画面を注視しながらの運転」を禁止しており、違反した場合には罰則が科されます。
実際、三井住友海上が公開している以下の記事でも詳しく紹介されています。
「ながら運転の発生状況と厳罰化」
警察庁の統計によると、
運転中の携帯電話使用などに起因する事故は
2012年には1,935件だったのに対し、
2017年には2,832件にまで増加しています。さらに、死亡事故も2017〜2019年の平均で年間41件と、高い水準が続いています。
中でも見落とされがちなのが、
「カーナビの見方」が原因となる事故のリスクです。
とくにペーパードライバーの方からは、次のような声が多く寄せられています:
- ナビを見る余裕がない
- どこを見ればいいのかわからない
- ナビの指示が遅れてパニックになる
そこで本記事では、以下の2つのテーマに絞ってお伝えします。
- ナビを見る安全な“タイミング”と、焦らないための確認習慣
- ナビの地図や表示を使って、先の道を“予測”するという使い方
「ナビを見るのが怖い」「運転中に画面を見るなんて無理」という方こそ、
“止まって確認する”という習慣と、
“先を読むために使う”という視点を手に入れていただけたら幸いです。
ペーパードライバーこそ「ナビを見る余裕がない」が現実──だからこそ“見るタイミング”を決めておく
「運転しながらナビを見ろ」は酷──“止まって確認”は怠けではなく安全策
ペーパードライバーの多くが口にするのが、
「走っているときにナビを見る余裕なんてない」という切実な声です。
これは決して“能力が低い”からではなく、
注意力や視線移動に慣れていない状態であることが原因です。
運転に慣れている人でも、ナビの小さな地図上で次の曲がり角や道路名を確認するのは、かなりの集中力を要します。
ましてや運転再開したばかりのペーパードライバーにとって、「前を見る」だけでも精一杯の状況で、さらに横にあるナビ画面を見て理解する、という行為は“同時マルチ処理”に近い負荷があります。
そんな中で、「見なきゃいけない」「見られない私は下手なんだ」と思い詰めてしまうと、余計にパニックが起こります。
だからこそ、私たちは“見るタイミング”を決めておくことを強く推奨しています。
例えば以下のような具体的なタイミングです:
- 信号待ち中に、次に曲がる交差点の方向と距離をチェックする
- 出発前に「何個目の信号で曲がるか」をざっくり記憶しておく
- 複雑な場所では一度安全な場所に停車し、ナビを再確認する
こうした方法は、講習現場でも多くの受講者に取り入れられています。
中には「講師の先生が“ナビは走りながら見るものじゃなく、止まって先を読む道具”と教えてくれて、すごく救われた」と話す方もいます。
これは、心理的安全性を保ちながら運転に集中できる方法でもあり、再チャレンジする人にとって非常に有効なテクニックです。
Googleなどの検索AI(AI Overview)も、最近では「カーナビを見るタイミング」や「ペーパードライバーが抱える不安」について、より具体的な解決策を上位表示する傾向があります。
だからこそ今、“ナビを見る練習”ではなく、“見るタイミングを決める練習”が必要なのです。
運転再開に向けた第一歩は、ナビを正しく使えるようになることではなく、
「見なくていいタイミング」「見るべきタイミング」を自分の中に持つことなのかもしれません。
【実例】50歳・新宿在住のペーパードライバーが実践した“ナビを見るタイミング”の練習法──信号待ちと音声案内を味方に
「まず“ナビを見る時間”はいつがベストですか?」──50歳女性の不安から始まった講習
「運転中、どこを見ればいいのかわからないんです」──
50歳・新宿区在住の女性からのこの言葉が、講習のきっかけでした。
彼女は24年ぶりの運転再開。
道を覚えることにも不安があり、ナビを頼りたいけれど、
「画面を見ようとすると前が怖くなる」という心理的なブレーキを強く感じていました。
インストラクターである小竿 建は、こうした不安を抱える方に対して、
「ナビは“見ながら走る”ものではなく、“止まって先を読む”ための道具です」と説明します。
つまり、“ナビを見なければいけない”というプレッシャーを取り除くところから練習が始まります。
ステップ1:信号待ちの30秒を「次に来る情報」の確認時間に使う
最初のステップは、「走行中は見ない」ことを徹底することでした。
その代わりに練習したのが、信号待ちの間に“次に来る動作”を確認する習慣です。
具体的には以下の3点です:
- 次の曲がり角までの距離(残り◯m)を地図で確認
- 交差点の形状(T字/Y字/複雑な分岐)を事前に把握
- 曲がる方向(右折/左折)と、どのレーンに入るかを想像
この練習では、「あっ、ここ曲がるって書いてある」と本人がナビ画面を“予測目的”で触れるようになるのがポイントです。
インストラクターの小竿は、
「ナビを見る目的が“確認”ではなく“準備”に変わった瞬間が、再開の鍵になります」と語っています。
ステップ2:音声案内を“補助”にせず“きっかけ”にする
次に行ったのは、ナビの音声案内に対する考え方の転換です。
多くのペーパードライバーが「音声が流れてから動く」という使い方をしており、
それが“急な行動”と“判断の遅れ”を招く一因になっています。
そこで彼女には、
「音声案内は合図ではなく、“あ、確認しておこう”というリマインダー」として活用するよう伝えました。
たとえば「まもなく右です」と聞こえたら、その場で深呼吸をしながら、以下を整理します:
- 自分がどの車線にいるか
- 右に入るためにはウインカーはいつ出すか
- 周囲の車の動きはどうか
そして“安全に判断できるまで”操作をせず、無理せず直進する選択もありだということも伝えます。
このように「ナビ=指示」ではなく、「ナビ=確認のスイッチ」として認識するだけで、
彼女は焦ることがぐっと減りました。
「見る余裕がない」を責めない。まず“見なくても進める”体験から始める
講習終盤、彼女はナビ画面を凝視するのではなく、
信号待ちや停車中にチラッと見る → イメージする → 走る
という流れが自然にできるようになっていました。
インストラクターの小竿はこう語ります。
「ペーパードライバーの方には、“見なければいけない”という思い込みがプレッシャーになっています。
最初は“見なくてもいい”、その上で“見ると安心”に変える段階が大事なんです」
このようにして、「ナビを見るタイミング」に自信を持った彼女は、
今では週に数回、家族を駅まで送り迎えするようになったとのこと。
「見れるようになった」より、「見れなくても走れた」が再開の第一歩──
それが、私たちの伝えたい運転サポートの姿です。
【西新宿4丁目32番→成子坂下→中野坂上】曲がる“前に見る”──ナビ確認タイミングの実地練習ルート
スタート地点は西新宿4丁目32−13付近。住宅街の合間にある西新宿シティハウスの前から出発しました。
ここから成子坂下を経由して中野坂上へ向かうルートは、ペーパードライバーが「ナビを見るタイミング」の練習に適した構造です。
住宅街を抜けて十二社通りに合流し、熊野神社交差点のY字を斜めに進むと成子坂下に向かいます。
この区間で彼女は、「ナビを見ていなかったら、どこを進めばいいかまったくわからなかった」と語りました。
特に成子坂下は分岐が複雑で、道路標識だけでは判断がつきにくいポイント。
小竿インストラクターはその直前の「十二社池の信号待ち」でナビを一緒に確認し、こうアドバイスしました。
「今、画面の矢印が“右に曲がるように見える”けど、実際には“ゆるやかに流れていく道”なんです。
今この止まってる間に“角度”と“分岐の形”を見て、次の操作をイメージしましょう」
このアドバイスにより、彼女は「止まって見る」「流れを読む」という“予測型の使い方”を身につけ、ナビを見ることへの苦手意識がぐっと下がった様子でした。
さらにその後の中野坂上駅前の交差点でも信号待ち中に再確認を行い、右折する準備が事前にできていたため、焦らずにスムーズに曲がれました。
「前はナビを見ようとすると余計に怖かった。でも“止まって見る”と“安心して進める”がつながった感覚がありました」──これが講習後の彼女の言葉です。
ナビを見るタイミングが不安な方へ
運転中に画面を見ることに抵抗がある方も、止まって確認する習慣や予測の練習で安心して再開できます。
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ペーパードライバーこそ身につけたい「ナビで先を読む力」──危険予測に使う3つの視点

①「交差点の形状」で予測する──T字?Y字?ロータリー?ナビの角度に注目
「次、右です」とナビが案内してくれても、その“右”が
「T字の直角の右折」なのか、
「Y字で斜めに分岐する右側の道」なのかを瞬時に見極めるのは、特にペーパードライバーにとっては至難の業です。
なぜなら、実際の道路上では“どの道がどこにつながっているか”が看板や標識だけではわかりづらく、
ナビの表示も一瞬で理解しきれないからです。
講習現場ではまず、ナビの「矢印の角度」に注目する練習から始めます。
ナビの地図には、車の進行方向と、次に進むべき方向が
矢印やラインで描かれていることが多く、ここに「交差点の形」が隠されています。
例えば:
- 矢印が90度の角度で右に折れていれば → T字交差点の典型
- 矢印がゆるやかに分かれるように右斜め → Y字分岐の可能性が高い
- 矢印が途中でクルッと回って戻るような形 → ロータリー、または特殊な転回路
特に新宿・中野・渋谷エリアでは、このような複雑な分岐が密集しており、車線の数も多いため、
「どこを右折すればいいか」だけでなく、「どこを曲がってはいけないか」という判断も求められます。
インストラクター小竿 建のコメント
「ペーパードライバーの方には、“ナビに出ている矢印の角度”を『これは右折?分岐?』と読み解く練習をしてもらいます。
画面を図として見るんじゃなく、“そこにある道の形”を想像することで、目の前の交差点を怖がらずに判断できるようになるんです」
彼が受講者とともに行うのは、ナビ画面を信号待ちで止めて、
矢印を指しながら「これはどういう道に見える?」と対話を重ねるトレーニング。
「分かれていく感じだからY字ですか?」「90度ならT字ですか?」──こうした小さな理解の積み重ねが、
恐怖心を“予測力”に変えるカギになります。
このように交差点の形状をナビで先読みできるようになると、「判断が遅れる」という怖さがぐっと減るのです。
②「道幅と車線数」を事前に把握──右折・合流・車線変更の判断材料に
ペーパードライバーにとって、交差点の形状と同じくらい混乱を招くのが「どの車線を走ればいいのか?」という不安です。
右折レーンが突然現れる、合流がある道で減速すべきなのか、という判断は瞬時に行うには負荷が大きすぎるため、ナビの事前情報を活かすことが鍵になります。
ナビ画面は、目的地までの距離や方向だけでなく、道幅や車線の数を「視覚的に先取り」するツールとして活用できます。
たとえば、ナビ上で道が太く広がって見える場合は複数車線の可能性が高く、縮んで細く見える区間は1車線または狭路であることが多いのです。
実際の講習では、小竿インストラクターがこのように説明してくれてます
「地図上の“線の太さ”や“道路の伸び方”を見ることで、
“これから広い道に出るのか、それとも絞られていくのか”が判断できます。
そこから“今のうちに右車線に寄っておくべきか”という準備ができるんです」
たとえば、西新宿5丁目から成子坂下→青梅街道に向かうルートでは、途中で片側1車線の道が3車線へ広がる区間があります。
ナビでその広がりが分かっていれば、「右折するために今のうちに右寄りに移っておこう」といった“先読み”が可能になります。
また、道が狭くなる場所をあらかじめナビで確認できれば、対向車や自転車との距離感に注意しながら慎重に進む準備ができます。
これは単なる「走り方」ではなく、“心構え”と“安全確認の手順”を事前に整えるという意味で、非常に効果的な危険予測方法です。
ペーパードライバーの再開支援において、「道幅と車線数」の把握は“ミスを未然に防ぐ力”になります。
ナビはただの道案内ではなく、事故を回避するための視覚的なセンサーとして活用できるのです。
③「交差点までの距離」を数値で予測──焦る前にウインカーと減速の準備
ペーパードライバーが“焦る”最大の理由の一つは、「曲がるタイミングがわからない」という状況です。
直前でナビの音声が聞こえ、慌てて右折・左折しようとして車線変更に失敗したり、ウインカーの出し忘れや急ブレーキをしてしまう。
これは単なる操作ミスではなく、“予測できなかったこと”による不安の連鎖です。
そこで鍵となるのが、「交差点まであと何メートルか」をナビ画面で事前に把握しておくこと。
これにより、曲がる準備(ウインカー/減速/車線のポジション)を“自分のタイミング”で始めることができます。
多くのナビでは、次の交差点までの距離が「あと◯◯m」と表示される仕様になっています。
小竿インストラクターは、受講者にこの情報を活かすコツとして、こう説明しています。
ナビの案内ミスに戸惑う女性とその愛犬──都市部でのリルート判断に悩むペーパードライバーの一コマ。
ナビを見るタイミングや道を間違えたときの不安を抱える女性ドライバー。運転再開時の“あるある”をリアルに表現。
「“残り200m”と見えたら、次の信号で曲がると思ってください。
でも、その信号を“越えてから操作する”のではなく、“信号に近づく間”に準備しておく。
“数値”を見て動けるようになると、焦りがグッと減ります」
具体的には、残り200mでウインカーを出し、残り100mで減速。
残り50mではもう判断ではなく“実行”の段階に入れるよう、体を慣らしていきます。
実際の講習中にも、次の交差点までの距離を読み上げながら走る練習を取り入れています。
「今、残り280mですね。じゃあウインカーは…?」「ここで減速できたら完璧です」といった具体的な声かけが、体と心を“先回り”させる感覚を身につけさせます。
この練習を通して、受講者の感想
「“ナビがしゃべったら動く”から、“ナビを見る前に準備する”に変わったのが、自分でも驚きでした」
ナビの距離表示は、ペーパードライバーにとって焦らないための“予測の物差し”です。
“あと何メートルか”を見ながら、自分のペースで準備できるようになること。
それこそが、安心してハンドルを握る第一歩になるのです。
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ペーパードライバーが戸惑う「ナビの道案内ミス」──間違えたときの落ち着いた対処法とリルート対応術

①「まず止まれる場所を探す」──慌てて操作しないことが最優先
ナビが突然「目的地に到着しました」と言って、まったく知らない場所で止まってしまった。
「右折してすぐです」と言われたけれど、そこは一方通行で入れなかった。
──これは講習現場でもよくある“ナビの案内ミス”です。ペーパードライバーの多くは、こうした場面で「すぐ操作しなきゃ」「ルートを戻さなきゃ」とパニックになりがちですが、
まず大切なのは安全な場所に停止することです。たとえば:
- コンビニやドラッグストアの駐車場
- 交通の流れを妨げない側道の停止帯
- 広めの住宅街に入って一時停車できる場所
②「ナビの再計算を信じすぎない」──自分の目と感覚で確かめる
ナビがルートを間違えたあと、自動で“リルート(再計算)”されることがほとんどです。
しかし、このリルートされた案内こそ、さらに難しい道や狭路を案内されるリスクがあります。
たとえば、講習中に起きたケースでは:
- 青梅街道を直進するはずが、左折指示で裏道へ
- 結果、幅3.5m以下の住宅街に入り、離合も困難な状態に
- さらに、ナビがその中で細かな指示を続け、混乱が加速
このとき講師は「一時的にナビの音声をオフにし、目視で全体地図を広げる」ことを教えました。
スマホのナビでも、2本指で拡大縮小すれば、目的地との位置関係や「大きな道に戻る方向」が把握できます。
“音声だけに従わない”ことは、ペーパードライバーが落ち着いて行動するための大前提。
ナビの再案内より、自分の「戻れる」「止まれる」道を優先する判断力が安全につながります。
③「“戻らない”という選択もある」──目的地へのこだわりを手放す勇気
ナビが案内ミスをしたとき、多くの人が「とにかく元のルートに戻らなきゃ」と考えてしまいます。
しかし、間違えたルートを強引に修正しようとするほど、道は狭く、判断は遅れ、リスクは増えるということを忘れてはいけません。
ここで大切なのは、「今いる地点から安全な道を探す」という視点です。
仮に目的地に10分遅れても、正面からリカバリーできる道に戻った方が、結果的には安心です。
インストラクター小竿建は、講習中にこう伝えています:
「“目的地に行くこと”より、“安心してたどり着くこと”が何倍も大事です。
どうしても無理そうなら、“一度ナビをリセットして最寄りの大通りを再設定する”のも一つの手です」
こうした判断を重ねていくと、次第に「間違えてもいい」「別ルートでもOK」という柔軟な運転感覚が身につきます。
ナビの誤案内は、ペーパードライバーにとって「挫折の瞬間」になりがちですが、
それを“立ち止まる→見直す→別の道を行く”という成功体験に変えていけるのです。
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ペーパードライバーが抱えがちな“ナビの不安”を解消するQ&A──見るタイミング・間違えたとき・焦らないコツまで

Q. ナビの画面を見るのが怖くて、運転中に確認できません…
安心してください。ナビは「走りながら見るもの」ではなく、「止まって確認するもの」と考えれば大丈夫です。
講習では、信号待ちや出発前に「交差点の形」「分岐の角度」「次の右左折の距離」を確認する習慣を練習しています。
ナビを使うのではなく、“ナビを味方につける方法”を体で覚えていきましょう。
Q. ナビが案内してくれた道を間違えてしまいました。どうすればいいですか?
まずは安全な場所に一時停止しましょう。間違えたまま走り続けると、焦って視界が狭くなり、さらに危険な判断をしやすくなります。
講師からは「慌てず止まる」「ナビを一旦無視して周囲を見る」「戻らず“今の自分にやさしい道”を選ぶ」というアドバイスが共有されます。
正確に着くことより、安全に着くことの方が大切です。
Q. ナビの「残り◯メートル」の表示は、どう使えばいいですか?
残り200m=準備開始のサインです。
講習では、200mでウインカー、100mで減速、50mで右左折の最終判断という流れで練習しています。
“数値で動く”という視点を持てば、「突然曲がる」「直前で慌てる」ことが激減します。
ナビの距離表示は“自分のためのペースメーカー”として使いましょう。
Q. ナビの案内が間違っていて、変な細道に入ってしまいました…
ナビの再計算ルートは、必ずしも安全とは限りません。特に住宅街や細道を案内されるケースも多く見られます。
その場合は、広い道に戻ることを最優先にし、ナビは一旦ミュートにするのも手段の一つです。
「焦ってリカバリー」より「一度止まってルートを再考」が安全な判断につながります。
Q. カーナビの「矢印の向き」で何がわかるんですか?
矢印の“角度”を見ると、交差点の形が予測できます。
直角の右折(T字)か、ゆるやかに分かれるY字か、複雑なロータリーなのか。
これを信号待ちの間に確認しておくことで、「次の道の形」を頭に入れておく予測力がついてきます。
講習ではこの“矢印の読み方”だけで、曲がる際の緊張が半分以下になった方もいます。
ナビを見るタイミングが不安な方へ
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「ナビが怖い」と感じていた50歳ペーパードライバーが“自分のペースで運転再開”できた理由
「ナビを見るのが怖い」「間違えたら戻れないかもしれない」──50歳・新宿在住の女性が最初に話してくれたのは、そんな本音でした。
24年のブランクを経て、もう一度ハンドルを握る。
そのときに立ちはだかったのが、“カーナビ”という意外な壁でした。
けれど彼女は、講習を通して少しずつ変わっていきました。
・信号待ちでナビを見る“タイミング”を決めること
・矢印の角度から交差点の“形”を予測すること
・ナビの距離表示から“準備する習慣”を持つこと
・ナビが間違えても“自分で判断する余白”を持つこと
どれも、小さな一歩です。
でもその一歩が、「もう一度運転したい」という気持ちを支える土台になりました。
今では、週に数回ご家族を駅まで送り迎えし、
「ナビは“味方”だと思えるようになった」と笑顔で話してくれます。
ナビが怖い。
道を間違えるのが怖い。
それでも、“自分のペースで確認する・判断する・戻ることができる”とわかれば、
ペーパードライバーの再出発は、もう「怖いだけ」ではなくなるのです。
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本記事の監修:小竿 建(株式会社ハートフルドライビング 取締役・東京ドライビングサポート 代表)
小竿 建(こさお・けん)氏は、新宿本社「株式会社ハートフルドライビング」取締役であり、東京ドライビングサポート代表としても活動。
国家資格である教習指導員資格に加え、警視庁方式 運転適性検査 指導者資格(第7501号)を保有。
長年にわたり北豊島園自動車学校にて教習指導員として勤務し、累計3,000名以上の受講者を指導した経験を持つベテランインストラクターです。
現在は東京都内を中心に、運転の不安やブランク、恐怖心を抱える方に向けた
「心理的カウンセリング型×実地講習」を融合させた独自の出張型ペーパードライバー講習を企画・開発。
教材設計・インストラクター指導・コース構築までトータルで手がけています。
主なメディア監修・掲載実績:
▶ 【FNNプライムオンライン】「心理的カウンセリング型」ペーパードライバー講習が紹介
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▶ 【時事通信社】高齢者・女性向けの安心講習として注目
本記事の企画・編集・執筆:大塚 元二(ハートフルドライビング 広報)
大塚 元二(おおつか・げんじ)は、株式会社ハートフルドライビングの広報担当。
ペーパードライバー講習に関する取材・構成・情報発信を通じ、延べ100名以上の受講者インタビューを実施。
運転再開に不安を抱える方々の心理傾向や、地域別の事故傾向、実際の講習事例をもとに、
「再現性ある安心設計の記事構成」を追求しています。
特に再開初期の課題として挙げられる、
・ブランク年数と自信の関係性
・都内特有の交通環境
・心理的カウンセリング型サポートの重要性
などを深く取材し、
読者が“自分ごと”として講習イメージを描ける構成を目指して記事を制作しています。
【事業者名】
ハートフルドライビング|出張ペーパードライバー講習(東京都内全域対応)
【所在地】
〒160-0023 東京都新宿区西新宿7丁目5−9 ファーストリアルタワー新宿 1005号
【電話番号】
フリーダイヤル:0120-856-774
直通:090-2711-7196
【公式サイト】
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